オウンドメディアの立ち上げを本格的に進めています。
そこで今考えているのが、「成功させるためにはどうすればいいか」「そもそも何をもって成功なのか」というところです。
企業・個人問わず「ブログ」や「サイト」を作ろうと考えている方は、こういった部分は気になると思いますので、参考までに現在の考えをまとめておきます。
目次
目的を明確にする
まずは目的を定めることが重要です。
どんなオウンドメディアが正解なのかという答えはありません。
ですので、自分たちが何のためにオウンドメディアを作って、どういう状態になっていることが望ましいかを事前に考えておく必要があります。その状態になれたなら「成功」と言っていいでしょう。
オウンドメディアの目的
基本的には、下記の目的が挙げられます。
オウンドメディアの目的
- 商品・サービスの認知向上
- 新規の顧客やリード獲得
- 企業のブランディング
- ビジネスマッチング
- 資産のストック
- 広告収益
私の場合は「BtoB」のメディア立ち上げですので、⑥の広告収益以外はすべて目指していき、将来的には多くPV数も集められる媒体になることを目指しています。
ただし、いきなりすべてを達成しようとしても結果を出すのは難しいでしょう。
ですのでメディアの「フェーズ」と「既存のビジネスとの相性」に合わせて、まず何をやるべきかを考えることが重要です。
既存ビジネスとの関連性
上述しましたが、オウンドメディアを新しく始める際は、既存のビジネスと相性が大切だと考えています。それによって何をすべきかが見えてくるのです。
逆に、今やっているビジネスと無関係に新しい分野に進出することはおすすめできません。
私の場合は、不動産業界のプロモーションをしていますので、「不動産業界について」「広告」「イベント」についてというテーマでメディアを作ることを考えています。この作り方であれば、普段の仕事の実績がそのままコンテンツとしてストックできるので記事制作の負担を多少減らせることができます。
さらに、商品・サービスをまだ知らない顧客に広めることもしやすくなります。
上記の目的で言うと①「商品・サービスの認知向上」、⑤「資産のストック」です。
つまり、既存のビジネスと関連性があるメディアを展開することで「目的」と「手段」を同時並行でこなすことができるのです。
市場の分析
続いて市場を知っておくことも大切です。
こちらも既存のビジネスと関連性があればあまり難しいことではないと思いますが、これまで以上に「誰に」「何を」「どのように」届けるか。
というところは意識しておいた方がいいでしょう。
ターゲットは誰か?
自分たちが商品を販売したい相手は企業でしょうか?個人でしょうか?男性でしょうか?女性でしょうか?といったように商品を届けたい相手の属性によって作るべきコンテンツも変わってきます。
その人たちが見て反応をするようなコンテンツを常に作らないといけません。関わりのないコンテンツはいくら量産をしても意味がないでしょう。
市場のトレンドは
例えば、不動産業界の場合、新築販売の価格が高騰しており一般の人には手が出しづらい状況になっています。そこで注目されているのがリノベーションです。中古で物件を安く仕入れて自分でリノベーションをするのが、個人にも企業にも広がっています。
また、シニア向けの物件も多く出てきています。2011年の法改正以降「サ高住」と呼ばれる「サービス付き高齢者向け住宅」も増えてきており、シニアに向けたプロモーションというのも求められてきています。
このように市場のトレンドについても意識をして、コンテンツを作る必要があります。
競合はいるか
競合についても把握をしておかなければいけません。メディアというのは非常に増えてきています。
ですので、自分たちと同じように考える人は他にもいるということは考えておいた方がいいでしょう。今は無くても、今後登場するということも考えられます。
これらのメディアと戦っていくには「独自性」を出す必要があります。自分たちのメディアだけが持つ特性は何か。それが他にマネできないものであれば価値あるメディアになることでしょう。
ちなみに独自性というと難しく感じるかもしれません。クリエイティブなセンスも求められます。
しかし、もしあなたが企業に属しているのであれば、その企業が今まで業界で勝ち残ってきたのには訳があると思います。
そこを突き詰めていくと意外と簡単に答えが見つかるかもしれません。
コンテンツ(記事)を作り続ける
コンテンツ(記事)を何本か入れれば完成というわけではありません。メディアとしての価値を上げていくためには、多くの記事を継続的に更新していく必要があります。
個人の場合、少し厳しいのですが、これが企業の場合は、役割を明確にしておけば負担を減らすことができます。
また企業の予算をかけられれば、外部のライターに依頼することもできるでしょう。いずれにしてもできるだけ負担の少ない形で始めていくことをおすすめします。
私の場合は、全体の設計と一部の記事を担当しますが、記事更新は基本的に外部ライターさんを使う予定です。
また社内リソースもできる限り利用して協力を仰ぎます。小さく始めて状況に応じて徐々に大きくしていこうと考えています。
まとめ
今回はオウンドメディアを成功させるにはどうすべきかを記事にしてきました。
ポイントは、いくつかあるオウンドメディアを作る目的を理解して「メディアの目的を明確にする」、既存のビジネスと関連をさせて「効率的にコンテンツを作る」、社内外で役割を決めて、負担をできるだけ少なく「継続して更新していく」という点です。
下記は、基礎知識を得るのに最適ですので紹介しておきます↓