先日《「住みたい街」最新ランキングで「三鷹が二子玉川を抜いた」ワケ》というニュースが出ていました。
「住みたい街」最新ランキングで「三鷹が二子玉川を抜いた」ワケ(MONEY PLUS) - Yahoo!ニュース
目次
ニュースの概要
ニュースでは、「二子玉川」が転落をして「三鷹」がランキングを上げている理由は「総合的に“実用的”であること」と語られています。
かつては「住みたい街」の代名詞的存在だった二子玉川(東急田園都市線)と自由が丘(東急東横線)。二子玉川は2012年のランキングで8位に位置していましたが、2018年は16位、今年は17位まで後退しました。自由が丘に至っては、2012年の3位から、2018年は13位、今年は19位まで転落する結果となっています。一方で、大幅な躍進を遂げたのが三鷹。2018年は38位でしたが、今年は16位と大きくジャンプアップしました。(中略)働き方改革や団塊世代の退職などに伴い、通勤者数が減少。都市間の若年層の争奪戦が激化し、うまくいっている街とそうでない街で濃淡が現れ始めているとみられます。この“うまくいっている”という言葉の指す意味は、「街としてのポジショニングが個性的であるかどうか」だと、井出さんは指摘します。つまり、住みたい街に対する“憧れ”の部分が衰退する一方、交通や商業集積度、休日の楽しみなど、総合的に“実用的”であることが重視され始めているというわけです。
では事例をみていきます。
三鷹の事例
ニュースでは、「二子玉川」が転落をして「三鷹」がランキングを上げている理由は「総合的に“実用的”であること」と語られています。
川越・浦和の事例
2017年から18年・19年と順位を上げている「川越市」にも同じことが言えるようです。「東武東上線」の駅ですが、東上線のほかにも「JR埼京線」、「JR川越線」が乗り入れており、東京都心にもアクセスでき「交通利便性」が高い。
加えて、「商業施設も充実」しているほか、「小江戸」としての「ブランド」をうまく魅力として打ち出しているとのこと。
また、埼玉県浦和市も大きく順位を上げています。理由は「商業施設の充実」と地元に有名校が多いことによる「お受験都市」としてのブランド力とのこと。
今後の流れを予測
これらの街は、再開発等がひと段落した「二子玉川」や「自由が丘」に比べて「コストパフォーマンス」が高く、今の重要層(30代~40代)にとっては、都心部の所有満足度(持っているだけでステータスになる)が高いエリアよりも魅力的に映るようです。
通勤重視の考えが変化
かつては「都心部への通勤のしやすさ」が購入検討の重要ポイントだったようですが、今は「働き方改革」や「オフィス形態の変化(リモートワークなど)」により、必ずしも重要なポイントではなくなってきているようです。
それよりも、自分らしい暮らしを実現できることが重視され、観光資源豊かな「鎌倉」、「藤沢」、「江の島」などが選ばれることも増えているようです。実際に、大手デベロッパーや鉄道会社が徐々にそういった需要に対応する動きを見せています。
人気エリアの苦戦
通勤重視の考えが変化
ニュースから得られたもの
こちらのニュースから得られた知識について解説をします。
①不動産業界のトレンドについて
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