私は投資をする際は、若くに始めるのがおすすめと考えています。
どうしても投資というのは資金に余裕ができてくると始めるという性質があるため、年齢を重ねてから始める方が多いのですが、可能であれば20代前半からでも少しずつ始めていくのがいいと考えています。
しかし、投資なら何でもいいというわけではなく、若くから始めるにはいくつか「おすすめの投資」があります。
そこで今回は、「若くから始めるのにおすすめの投資とは何か」について解説をしていきます。
目次
投資を若くから始めるメリット
どういった点が若くから始めることのメリットかを知っておくことがジャンル選びには重要です。
そもそもこの条件に合わない投資は始めることができないか、リスクが高まるだけになってしまいます。ですので以下の点を事前に理解しておくようにしてください。
少額から始められる
若くから始めることにおいて重要なのは「少額投資」です。
若いうちはどうしても「稼ぎが少ない」、「貯金が少ない」といった点がデメリットになりますので、少額で長期的に続けていけることが一つの条件となります。
無理をして大金をつぎ込んでいくことは良くないです。あくまでも生活ができる資金を差し引いて残ったお金を投資に回してください。
生活コストが少ない
若いうち、特に結婚をする前、子供が生まれる前というのは、その後と比べると生活にかかる費用が大きく変わってきます。
ですので上述の通り投資に回せるお金を捻出しやすいというメリットがあります。
「20代前半」・「未婚」という条件に当てはまっているにもかかわらず「生活が苦しい」という方は、まず生活習慣・環境を見直すことを考える必要があります。
飲み会への参加、友達との遊び、社会人だと付き合いもあると思います。しかし、一つ覚えておくべきなのは「断る勇気」を持つことも大切ということです。
何でもかんでも二つ返事で「YES」というのはやめて、一旦ほんとに重要な約束か必要な出費かを考える癖をつけましょう。
考えたうえでそれでも重要といえるのであれば行った方がいいと思いますが、私の経験上そういったことはほとんどないといえます。
時間的余裕がある
時間の余裕があるとは、日々の時間という観点ではなく、これから将来に向けての時間が、年齢が上の人に比べて多いという点です。
これは一部の投資に関しては大きなメリットとなりえます。
投資において、時間は資金と同じくらい大きな武器となるのです。また将来に向けての時間が多いと話しましたが、それはリスクの許容度が高いとも言えます。
それは、ある程度のリスク(失敗)は時間で解決できるからです。たとえ失敗しても時間をかけて取り戻していくことができる点もメリットとなります。
知識を活かす場が多い
若いうちから投資についての知識をつけておくことは、仕事においてもいい影響が出やすいと考えています。
具体的には、「働く=お金を稼ぐ」という考え方においては「自分の時間」を「どれだけ費やして」「どれだけ稼ぐか」という考え方が重要になってくるからです。ビジネスでよく聞くワードで言うと「生産性」が重要ということです。
つまり投資のように自分の働き以外のところでも、お金を増やすという考え方ができることはビジネスでも同じく重要であるということです。
若さのメリットを活かせる投資とは
では具体的にどのような投資が若いうちには向いているのでしょうか。上記でみてきたように若いうちから始めることのメリットを享受できる投資を選ぶ必要があります。
一口に投資といっても「株式投資」「投資信託」「不動産投資」「FX」などなどいろいろな種類があります。
これらにはそれぞれ特長があり、メリット・デメリットがあります。
投資信託
若いうちに始めることのメリットは長期で少額を積み立てていくことです。それに一番適しているのは投資信託です。
詳しく言えば「インデックスファンド」という投資です。簡単に言うと、市場の動きに連動した運用を目指す投資方法です。
ですので、大きく稼ぐということはできないかもしれないですが、対象の市場が成長を続ける限りは同じく伸びていくという考え方ができます。
インデックスファンドについてはこちらでも詳しく説明していますのでご覧ください。
ちなみに「アクティブファンド」も長期投資には使えますが、市場の動き以上の成果を目指すものですので、リスクが少し高まります。
私の考え方は若くから始めるメリットには極力リスクを抑えて運用しても時間が複利効果を生んでくれるというところにあると思いますので「インデックスファンド」の方をおすすめしています。
投資信託を始める際は「つみたてNISA」という制度をうまく利用することも検討しましょう。
ETF
上場投資信託とも呼ばれています。株式、商品などの指標に連動する投資です。投資信託と比べても管理・運用コストが低い点がメリットです。
また取引回数の制限がない点もメリットです。
デメリットは購入資金が少し高い(10万円程度~)点です。詳しくはこちらでも解説しています。
リスクの分散という観点では非常におすすめできる金融商品です。投資信託である程度頭金ができたらETFに移行するというのもおすすめです。
-
【資産運用】ETFがおすすめの理由とは【投資信託との違いも解説】
「そもそもETFとはなにか」「どこがおすすめのポイントなのか」という点について解説をしていきます。
続きを見る
iDeCo(個人型確定拠出年金)
iDeCo(イデコ)とは、毎月一定の金額を積み立てて60歳になったら引き出すという老後資金を蓄えておくための制度です。
あらかじめ決まった金融商品を運用することになります。最低5,000円から運用ができますので少額で長期の運用という条件には当てはまります。
また、節税することもできますので、そういった面でもおすすめの投資方法といえます。
注意点は、老後資金を貯めるものですので、途中で解約はできません。あくまでも老後資金を貯金するくらいならiDeCoの方が良いという考え方をしてください。
まとめ
以上のように、若いうちから投資を始めていくことは「時間がある」「生活コストが低い」という観点からとてもおすすめです。
もちろん社会人として働くことは重要ですが、自分が働いている間に稼いだお金にも働いてもらい、より大きなお金を作っていくという考え方を覚えておくことをおすすめします。